伊勢志摩紀行その1『名古屋を訪れる』
GWの旅行は、伊勢志摩へ。伊勢志摩へ行きたいと思った理由はいくつかある。
①伊勢神宮にお参りしてみたい
②来年で建替えになってしまうという志摩観光ホテルのメインダイニングで食事をしてみたい
③伊勢志摩スカイライン、パールロードといったワインディングをドライブして伊勢志摩の風光明媚な景色を堪能したい
旅程であるが、片道550Kmあり、さすがに1泊2日ではきついので、途中に名古屋をからませて2泊3日の旅行とした。
初日は、名古屋泊。朝に自宅を出発し、長久手にあるトヨタ博物館を訪ね、あつた蓬莱軒で櫃まぶしを食べ、犬山の明治村を訪ねるというプラン。夜は、栄か錦の名古屋コーチンを供する店で、と考えていた。
7:30に連れと待ち合わせの上、いつも通り東名高速横浜青葉ICより東名高速。
GW前半3連休の初日ということもあり、下り車線は比較的空いているが、普段の日曜ほどの空き方ではない。御殿場付近までは、延々と追越車線をクルマが埋め尽くしている休日らしい光景。
御殿場を過ぎると多少空いてきて、富士ICくらいまでは、自分のペースで飛ばせた。
富士山が絶景なことで知られる富士川SAで一休みし、さらに西へ。
静岡から菊川くらいまでは、アップダウンが結構あるので、前を行くクルマが詰まりがち。一気に60Kmくらいまで落ちてしまうことも。GWに事故が多いというが、一番の原因は上り坂で急に先行車のスピードが落ちて、集中力を欠いたドライバーが減速もたいして出来ずに突っ込んでしまうということ。そういう意味では技量のないドライバーと同様にアップダウンの多い設計も大罪であると思う。
そんなことを考えながら、これまた絶景で知られる浜名湖SAで一休みのうえ、一気に長久手ICへ。
こちらのICからすぐに目指すべきトヨタ博物館がある。
11時にトヨタ博物館に到着。
こちらは、トヨタ自動車が自動車が生まれてから今までの自動車の歴史を振り返るという意味で作った博物館で、展示されているのはいずれも自動車史に残る名車ばかり。
それではいくつかをご紹介するとしよう。
まずは、トヨタ初の自動車であるAA型自動車。
こちらが世界初のガソリン自動車と言われるベンツパテント モトールヴァーゲン。要は三輪車だが。
1910年に作られたというロールスロイスがこちら。
大衆車文化の先駆者となったT型フォードがこちら。ちょうどT型フォードの特集を組んでいて、いかに大量生産に踏み込めたかという点について、生産、購買などの観点から語られていた。当然今のトヨタ生産方式に繋がる部分も多いわけで。
戦前のブガッティがこちら。私が敬愛する白州次郎が乗っていたモデルと同じもの(だと思う)。
戦前のクルマはこれくらいにして、戦後のクルマの紹介へと移ろう。
まずは、初代クラウン。世界に向けて初めて輸出され、米国のハイウェイでエンスト、オーバーヒートで故障しまくったという代物。それから40年後には、レクサスの名で、高級車としての地位を獲得したわけだから、日本の製造業というのは本当に凄い。
名車として知られるスバル360。日本におけるモータリゼーションはこのクルマなくしては間違いなくなかっただろう。
そして初代スカイライン。11代目のスカイラインに乗っている身としては結構感慨深い。
こちらは初代センチュリー。現行とイメージがまったく変わらないというのは如何に進んだデザインだったかということだろう。
こちらがいすゞ117クーペ。こちらも名車としてご存知の方多いだろう。
そして、初代Z。まだ日産ブランドではなく、ダットサンであるところが懐かしい。
そして、真打ち登場といおうか、2000GTである。誰々が持っているとか、中古で3000万だとか、あらゆる下世話ともいえる噂話が聞かれる車は、輸入車を含めてもこのクルマ以外ないだろう。007シリーズの「007は二度死ぬ」ではボンドカーとして使われた車。
見る前は長距離ドライブの疲れを癒して30分くらいで出るつもりだったのだが、予想外に面白く、1時間以上も館内で過ごした。何よりも強く感じたのは、トヨタの業界第一位としての懐の深さと言おうか、自動車産業を文化として捉えて、これまでの生い立ちを振り返ろうとしている点だ。
こうした企業努力が新たな顧客層に加わるのだろうと思うと改めてしたたかな企業戦略が見え隠れするのではあるが…。
そんな思いを抱きながら、クルマを名古屋市内へと走らせる。
再び長久手ICより名古屋瀬戸道路、東名高速を経て、名古屋ICで降り、東名阪、名古屋高速を経て、吹上西出口で降り、栄にある松坂屋へ。
松坂屋に何の用かというと、昼食に蓬莱軒のひつまぶしを食べるためである。たっぷり1時間半待ったが、その分美味しく感じた。
昼食後、一路犬山へとクルマを走らせる。
犬山へは、東片端入口より名古屋高速に入り、小牧より名神高速、中央道を経て、小牧東ICへ。名古屋市内からおよそ40分の道程だ。
犬山での目的は明治村、そして犬山城である。
まずは明治村へ。
小牧東ICから10分ほどのところにある明治村は、その名の通り、明治時代の建物を移築、再現したテーマパークになっており、子供から大人まで楽しめる空間だと思う。
特にフランク・ロイド建築の帝国ホテルの本館はその佇まい、風格といい往時を偲ばせる。
その他にも三重県庁や夏目漱石の旧家、宇治山田の郵便局など数多くの歴史的建造物が多く残っている。
1時間半ほどしかいることが出来なかったが、少なくとも半日はかけて見物したいところだった。
帰りに国宝として知られる犬山城を車中から見物し、名古屋市内へ。
名古屋へ戻る国道41号線は、行楽客で大混雑で、名古屋高速小牧北ICまでの5Km弱に1時間近く掛かった。
ホテルにチェックイン後、夕食を錦の鳥銀にて。名古屋コーチンの弾力と脂の旨みを堪能しながら、一日目の夜は更けていった。
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